「推し活なんてして、自分がバカみたい…」
そんな気持ちがよぎって、自己嫌悪してしまったことはありませんか?
たくさんのお金や時間をかけてきたのに、急に冷めたように感じてしまう。
周囲の視線や誰かの言葉に傷ついて「わたしは真剣なのに」とモヤモヤする。
20年以上推し活をしてきたわたしも、この感情と何度も向き合ってきました。
だからこそ言えるのは、推してきた時間や今までの自分、推しのことを責める必要はない、ということ。
ひとつのことに自分を捧げ、それを冷静に “外” から観察できるようになった、成長の証でもあるんです。
この記事では、
- “推し活なんてバカバカしい” と感じる背景
- そんな気持ちと向き合う方法
- 無理なく推し活を続けていく方法
について考えていきます。
読み進めることで、心の痛みやモヤモヤがきっと軽くなるはず。

それでは本題へ進みましょう。
推し活が「バカバカしい」と感じる3つの瞬間


「推し活なんてして、自分がバカみたい」と思ってしまう瞬間、ありますよね。
楽しいはずなのに、そんなふうに冷めてしまう瞬間は、次のようなタイミングです。
- お金や時間を失っていると感じたとき
- 周囲の反応に傷ついたとき
- 自分の熱量が下がったとき
① お金や時間を失っていると感じたとき
- グッズを買いすぎた
- CDを何十枚も積んでしまった
- 現場の遠征に毎月数万円かける
上記のようにお金を使いすぎた結果「こんなにお金かけて、なにが残ったんだろう?」と我に返ることがあります。
時間に関しても同じです。
遠征に行く時間があったら、つくりおきのおかずをつくれたし、本を読む時間もあった。
睡眠時間を削って、がんばって疲れて「自分、なにしてるんだろう」と疑問がふと浮かぶ。
楽しいのは事実でも、推し活と生活のバランスが崩れると「バカバカしい」と冷めやすくなります。
② 周囲の反応に傷ついたとき
- 「お金のムダじゃない?」
- 「まだそんなことやってるの?」
- 「いい歳してアイドルとか、ありえない」
こんな何気ないひと言が心に刺さること、ありますよね。
自分の一部である “好き” を否定されたら、悲しいし、怒りが湧いてくるのも当然です。
でも、実際には「その通りかもしれない」と、推し活していることに自信を持ちきれない自分もいる…
そんなふうに
- 推している自分
- 推してない人の客観的な意見
の間で気持ちが揺れると、「推し活ってやっぱりバカバカしいかも」と冷めた気持ちになりやすいです。
③ 自分の熱量が下がったとき
- 昨日まであんなに大好きだったのに
- 今日はもうグッズを見るのもしんどい
- せっかくのライブ配信も見たくない
こんなふうに感情が波のように動くことも、推し活あるあるです。
その落ち込んだ瞬間を「自分はなんて薄情だ」「ファン失格だ」と責めると、自己嫌悪から抜け出せなくなります。



「最後まで推せないなら、最初から推すな」なんて自分を責めてしまうこともありました。
そんな気持ちのアップダウンを「バカらしい」と、冷静に見ている自分がいるんですよね。
推し活を「バカバカしい」と思うのは自然なこと


「推し活をバカバカしいと思うなんて考えられない」
推し活に夢中になっている間は、そんなふうに思うはずです。
でも、実際には熱中していたことに急に冷め、そんな自分の変化に呆れてしまうことはよくあります。
その理由は、次の通り。
- 感情に波があるのは当たり前
- 人の価値観は変わり続ける
どんなに好きなものでも、常に “160%の好き” を維持することは難しいです。
① 感情の波があるのは当たり前
今日はお皿の1枚すら洗いたくない
今日は部屋のすみずみまで掃除したい気分
いつもと同じルーティン作業だけど、なんかはかどらない
上記のように、わたしたちには “気分が乗るとき” と “乗らないとき” があります。
推し活も同じで、今は推しに会いたくてしょうがないけど、先月はグッズを見るのもしんどかった、ということもあるでしょう。
そう考えると、
- 寝ても覚めても推し
- 会いたいけど今はがんばれない
- こんなに一生懸命でバカみたい
という波があるのが、むしろ自然な状態です。
② 人の価値観は変わり続ける
人は年をとるごとに、いろんな人と出会い、経験を積むことで価値観が変化していきます。
その結果、今までずっと好きだったものが急にどうでもよくなる、ということもあるんです。
価値観が変われば、これまでと同じ “推し方” を続ける必要はなく、かといって、バカバカしいと自分を責める必要もありません。
わたしの実体験
わたしも15年以上好きだった推しを卒業したのも、価値観の変化がひとつの理由だったと思います。
価値観の変化は、誰にでも起こることで、自然な成長の証でもあります。
変わっていく自分に合わせて “推し方” も変えていけば OK です。
推し活が「バカバカしい」と感じたときの対処法


- 推し活なんてバカバカしい
- こんなにがんばってる自分、アホらしい
上記のように感じる瞬間があるのは、人間なら当然のこと。
だからといって、その気持ちをそのままにしておくと、自己否定から抜け出せなくなることもあります。



かけた時間やお金が大きいほど、自分を責めてしまいがちです。
落ち込んだ気持ちを和らげる対処法を3つ紹介します。
- SNS から距離をとる
- “推し断ち” という選択も
- 推し活の “マイルール” を見直す
具体的なポイントを説明します。
① SNSから距離をとる
- 同担の現場回数
- グッズの量や飾り方
- オタク友だちの課金額
上記のような “比較ネタ” がSNS には溢れています。
そんな情報を目にするたびに、中途半端にしか推せていない自分を責め、落ち込んでしまう。
「SNS がなければ、楽しく推せていたのに」と感じたときは、SNSを見ないという方法もおすすめです。
他人軸から離れて自分軸だけが見える状態になると、推し活を純粋に楽しめるようになりますよ。
② “推し断ち” という選択も
- 情報を追わない
- 現場には行かない
- あえて「課金しない」
どうしても推しと関わるのがつらいときは、推しから離れるという選択もあります。
しばらく距離を置いてみて、また推したい気持ちが戻ってきたら、また応援すればいいんです。
“やめる” か “とことん推す” かという2択しかない、ということはありません。
推したいときはとことん推して、疲れたらちょっと休む。
そんな柔軟性を持つことが、長く楽しく推し活を続けるコツです。
③ 推し活の “マイルール” を見直す
他人の “マイルール” が “自分のマイルール” だと思い込んでしまうことがよくあります。



SNSを見たり、推し友と関わったりしているとそう感じやすいので、わたしはもう SNS を見ていません。
他人ルールに沿ってばかりだと、精神的や肉体的に疲れやすくなるので、推し活を楽しめなくなります。
“みんなと同じように推す” ことが「推し活」ではありません。
- 配信を見るだけ
- グッズは買わずに画像保存だけ
- CDを買わずにストリーミングで聴くだけ
そんな “ライトな推し方”も「推し活」だし、自分が消耗せずに楽しむことが最優先です。
“マウント” は無視して OK
「お金をかけなきゃファンじゃない」という意見は、ただの “マウント” なので、スルーして心の平和を保つべし。
無理しているかもと感じたら、自分の推し方が “他人軸” になっていないか、見直しましょう。
自分だけの「推し活スタイル」を見つける3つのヒント


推し活に夢中になってきた自分を肯定するには、自分らしい “推し活スタイル” を見つけることが大切です。
- 「推し活」は自由なもの
- “比べない” ことが楽しさのカギ
- 推し活から得たものに目を向ける
上記の3つのヒントをもとに、自分らしい “推し方” について考えてみましょう。
①「推し活」は自由なもの
推し活に「こうしなきゃ」というルールはありません。
SNSのせいで、他人と比べやすくなり、本来の自由が見えにくくなっているだけです。
現場に行けなくてもいいし、グッズを集めてキレイに飾らなくてもいい。
SNS で情報を追ったり、仲間とつるんだりしなくてもいい。
みんなと “同じ” じゃなくても、ガチ勢でもライト層でも、それぞれの中にある “好き” は本物です。
もっと自信を持って、自分にとって心地いい、自由な “推し方” を見つけましょう。
② “比べない” ことが楽しさのカギ
- 自分は全然課金できてない
- あの人はもっと現場に行ってる
- 推しに覚えてもらえる人がうらやましい
そんなふうに、他のオタクと比べて落ち込んだり妬んだりすること、ありますよね。
気持ちはものすごくよくわかりますが、推し活は「競争」ではありません。
悔しくても「どんなにがんばっても、上には上がいる」という事実を認めて、自分の道を進みましょう。
- 他人と比べず
- 自分のペースで
- 無理のないやり方で
- 楽しめるタイミングで
応援すれば、推し活はもっとラクに、もっと楽しくなりますよ。
③ 推し活から得たものに目を向ける
「バカバカしい」と感じたときこそ、少しだけふり返ってみてください。
- 推しからもらった元気や勇気
- 推し活を通してできた友だち
- 推しを通じて広がった世界や挑戦
そんなものも「バカバカしい」ですか? そんなことはないはずです。
たしかに、お金や時間の使い方だけを見たら、後悔することもあるかもしれません。
でも、推し活を通じて得た経験や感情、気付き、人間関係は、これからも自分を支え続けてくれます。
「バカバカしい」なんて言わないで、大切なものを得た自分をほめてください。
まとめ|バカバカしく感じる今も「推し活」の一部


- 推し活に夢中だったあの頃も
- ふと「バカバカしいかも」と感じた今も
どちらも「本物」であり、大切にするべき自分の一部です。
ときには周りが見えなくなるほど熱中し、あるときは疲れたり、冷めたり、自己嫌悪したりする。



そんな心の揺れは、本気で誰かを応援してきたからこそ生まれる感情です。
過去を悔やんで自分を責める必要も、推しのことをすべて忘れる必要もありません。
- ちょっと休んだっていい
- 無理して続けなくてもいい
- かたちを変えたっていい
人それぞれに合った自由なかたちで、柔軟に楽しめるのが、本来の「推し活」です。
このブログでは引き続き、 “自分らしい推し方” を見つけるお手伝いをしていきます。
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