- ペルソナって、なに? 難しそう…
- ブログを書くのに、ペルソナって本当に必要?
- どうやって決めるの?どこまで細かく考えるの?
こんな悩みを抱えていませんか?
「読者をイメージできない」という悩みは、“ブログ初心者あるある” です。
わたしもブログを始めたばかりの頃は「ペルソナなんて決めなくても書けるもんね」とイキっていました。
その結果、
- 読まれない
- 収益が上がらない
という “無益な記事” を量産した、恥ずかしい過去があります。
そんな経験を活かし、この記事では次の項目について、詳しく説明します。
- ブログにおけるペルソナの重要性
- ペルソナの決め方(6ステップで)
- 設定したペルソナを活かす方法
この記事の信頼性
わたしはブログ副業歴6年、ブログ収益でチケット代を9枚分回収し、推し活を楽しんでいます。
ペルソナを意識するだけで、
- 記事が読まれる
- 収益が発生する
- ほかの記事も読んでもらえる
という “うれしいこと” がたくさん起こります。
この記事を読んで実践すれば、ブログ初心者でも迷わず記事を書き進められるようになるはず。
パクって記事が書けてしまうくらい具体的な例をたくさん用意したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
はじめに:ペルソナ設定がブログ成功のカギ

ブログで成功するために必要なのは「記事数」ではありません。
読者の悩みを解決し、読者の心に刺さる記事を書く必要があります。
そこで必要になるのが「ペルソナ設定」です。
「ペルソナ」とは、“理想の読者” のことで、誰に向けて書くのかを明確にするのが目的です。
ペルソナを設定する理由
- 読者の悩みをズバリ解決できる
- 記事に一貫性が生まれ、信頼されやすい
- SEO対策に効果があり、検索上位を狙える
ブログ運営において、ペルソナ設定は「設計図」のような存在。
設計図があるからこそ、迷わずに記事を書き進められる、というわけです。
次の章から順を追って
- ブログにおけるペルソナの基本
- ペルソナの具体的な設定方法
- ペルソナ設定を活かす方法
について詳しく見ていきます。
ブログにおける「ペルソナ」とは

「ペルソナ」なんて難しい用語を聞くと、難しく感じるかもしれませんが、意外とかんたんです。
ペルソナ設定 = 記事を届けたい理想の読者を具体的にイメージすること
具体例
- 30代女性の主婦
- 東京都在住の米田京香さん
- 35歳、2人の子育てに奮闘中
- ブログ副業を始めたいと検討中
上記のように細かい設定があると、“まるでその人が実在するよう” ですよね。
ブログで記事を書くときには、このように具体的な人物をはっきりとイメージすることが大切です。
ペルソナとターゲットの違い
- ターゲット → グループ
- ペルソナ → グループ内の “たったひとり”
ターゲットの具体例
- 20代後半の女性
- K-POP が好き
- 副業に興味がある
ペルソナの具体例
- 佐藤美咲、28歳
- 青森県出身
- 神奈川県在住
- アパレル会社の事務員
- K-POP アイドルを推している
- 年に6回くらい韓国に遊びに行く
- 旅費を稼ぐために副業を検討中
ターゲットは “複数” ですが、ペルソナは “たったひとり” であることがわかりますね。
ペルソナを設定することで、
- 読者が
- どんなことに悩み
- どんな言葉に心を動かされるのか
が見えやすくなり、より具体的で役に立つ記事を書けるようになります。
ペルソナはサイト設計の一部
ペルソナを「サイト設計」の一部として考えると
- ブログ全体に統一感が出る
- 読者にブログ内を回遊してもらえる
- = たくさんの記事を読んでもらえる
というメリットがあります。
「サイト設計」は「ブログの設計図づくり」
- ブログの目的
- テーマ(ジャンル)
- コンセプト
- 独自の切り口
- ペルソナ(← この記事)
- 読者に届けたい価値・未来
- 売るもの
- キーワード選定
- トピッククラスター設計
- カテゴリー整理
上記が「サイト設計」の概要です。
「誰に向けて、どんな価値を届けるか」を具体的にイメージするために、ペルソナ設定をします。
同時に、ペルソナ設定は「切り口のひとつ」にもなる、という考え方です。
ダイエットの発信をする場合、20代の女性に向けるのと、40代の男性に向けるのとでは、求められる内容が違うはずですよね。
ペルソナを設定することで、
- どんなテーマで書くか
- どんな口調で伝えるか
- どんな悩みに共感し、解決に導くか
が自然と明確になり、ブレないブログ運営ができるようになります。
ペルソナを設定する4つのメリット

ブログを運営するにあたって、ペルソナを設定するメリットはたくさんあります。
むしろ、設定しない理由がない、というくらいメリットだらけです。
- 読者のニーズを的確に把握できる
- 記事の内容に一貫性が生まれる
- SEO対策としても効果的
- なにを書くかに悩まなくていい
代表的な上記の4つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
① 読者のニーズを的確に把握できる
ペルソナを設定すると、
- 読者の知りたいこと
- 読者の困っていること
が自然と見えてくるので、有益な記事が書けるようになります。
ペルソナが決まっていないと、内容もぼやけて、誰にも刺さらない記事になりがちです。
たったひとりに向けて書けば、
- これ、わたしのこと!
- まさにわたしが知りたかったこと!
と読み進めてもらえる記事が書けるようになります。
具体例
- 岡本翔太
- 22歳の新社会人
- 上京をきっかけにひとり暮らしを始めた
- 節約のために自炊を始めた料理初心者
上記のペルソナから、どんなニーズが浮かんでくるでしょうか?
「料理初心者でもできる節約レシピ」「ひとり暮らし向けのレンジ料理レシピ」などが考えられますよね。
上記のようにペルソナを設定することで、読者にぴったり合うテーマが選べるようになります。
② 記事の内容に一貫性が生まれる
ペルソナを設定すると、記事の雰囲気や言葉遣いに一貫性が生まれます。
この「一貫性」は、読者に信頼や安心感を与え、記事を読み進めてもらうのに役立ちます。
具体例
20歳のコスメ好きなギャルをペルソナにした場合、どちらの言葉遣いが適していると思いますか?
- 専門書のような “正しい日本語” を使う
- SNS で使うようなカジュアルな話し言葉
わたしだったら ② のカジュアルな言葉を選びますね。
① だと「難しい話なんてわかんない」と、離脱されてしまう可能性が高いからです。
逆に、SNS で使うような話し言葉で、法律に関する記事を書いたらどうでしょう。
- この記事の内容、本当かな?
- 本当に弁護士が書いてるの? 大丈夫?
というように、読者は不信感を抱くはずです。
ペルソナを意識するだけで、一貫性のある、読み進めてもらえる記事が書けるようになります。
③ SEO対策としても効果的
読者が検索する背景や意図を正しくつかんだ記事は、自然と検索上位に上がっていきます。
Google の裏側に、そういう仕組みがあるからです。
具体例
たとえば「ブログ ペルソナ」で検索する人は「ペルソナの意味や設定のやり方を知りたい」と思っています。

これを “検索意図” と言います。
検索意図にていねいに答えた記事は「このページは役立つ」と評価され、上位表示されやすくなるんです。
このように、
- ペルソナを設定して
- 読者の悩みを深く理解し
- ニーズに応える記事を書くことが
SEO対策として大きな意味を持ち、ブログを成功に導きます。
④ なにを書くかに悩まなくていい
これまでお伝えしたペルソナ設定のメリットは、次のとおりです。
- 読者のニーズを的確に把握できる
- 記事の内容に一貫性が生まれる
- SEO対策としても効果的
上記の内容は「ブログ運営がグッと楽になる」という自分へのメリットにつながります。
ペルソナを思い浮かべれば、なにを書くべきか、この言葉で伝わるかどうか、悩まなくて済むからです。
具体例
たとえば、ペルソナが「副業に興味がある26歳の会社員」なら
- 初心者におすすめの副業
- 具体的な副業の始め方
- 時間を捻出する方法や工夫
- モチベーション維持のコツ
上記のように、書くべきテーマが自然としぼれますよね。
言葉遣いも「親しみやすく、励ますようなトーン」に統一できるので、毎回ゼロから悩む必要がありません。
ペルソナを決めておくことで、迷いが減り、ブログを書くハードルがグッと下がります。
それがブログ運営を楽しむこと、ブログを継続するモチベーションにもつながってきます。
ブログ運営に必須なペルソナ設定のやり方【4ステップ】


初心者でも迷わずペルソナを決められるやり方を、4ステップで説明します。
ブログ運営に慣れてくれば頭の中だけでもできるようになりますが、最初は紙に書くのがおすすめです。
- キーワードを決める
- 検索した人の “背景” を想像する
- 検索した人の “意図” を理解する
- 詳しいペルソナを設定する
注意点
本来であれば、ブログのテーマや方向性を先に決めてから、狙うキーワードを決めるのが理想です。
ここでは、ペルソナを具体化するための手順として、まずキーワードを決めるステップから紹介します。
STEP1 – キーワードを決める
まず初めに記事の中心となるキーワードを決めます。
読者がどんな悩みや興味を持っているかを知る、重要な手がかりとなるのが「キーワード」です。
具体例
- キーワード →「料理 ひとり暮らし 初心者」
STEP2 – 検索した人の背景を想像する
そのキーワードで検索した読者が “どんな状況にあるのか” を考えます。
読者の生活や仕事の背景をイメージすることで、よりリアルで具体的なニーズが浮かびます。
具体例
- キーワード →「料理 ひとり暮らし 初心者」
- 背景 → ひとり暮らしを始めたばかりで、毎日のごはんづくりに悪戦苦闘している
STEP3 – 検索した人の意図を理解する
「なぜそのキーワードで検索したのか」を考えます。
読者がどんな答えや情報を求めているかを理解することが「本当に役立つ記事」を書くカギです。
具体例
- キーワード →「料理 ひとり暮らし 初心者」
- 背景 → ひとり暮らしを始めたばかりで、毎日のごはんづくりに悪戦苦闘している
- 検索した人の意図 → かんたんに、お金をかけず、短時間でつくりたい
STEP4 – 詳しいペルソナを設定する
最後に、具体的なペルソナを決めていきます。
- 名前
- 年齢
- 性別
- 職業
- 家族構成
- 居住地
- 趣味
- 平日の過ごし方
- 休日の過ごし方
- 抱えている悩み
- 人生設計
上記のような内容を考えましょう。
ポイントは「そのキーワードを検索しそうなのは、どんな人か?」です。
具体例
- キーワード →「料理 ひとり暮らし 初心者」
- 背景 → ひとり暮らしを始めたばかりで、毎日のごはんづくりに悪戦苦闘している
- 検索した人の意図 → かんたんに、お金をかけず、短時間でつくりたい、レンジでつくれたら最高
- ペルソナ → 鈴木なつ美、24歳、東京でひとり暮らし、会社員、帰宅は19時前後、節約のために自炊をがんばりたいが、不器用
ペルソナ設定のやり方については、これで以上です。
次の章では、設定したペルソナを活かして記事の執筆に役立てる、具体的な方法をお伝えします。
ペルソナ設定をブログ成功に役立てる方法【2ステップ】


ペルソナを設定したら、それを活かして記事構成や執筆に反映させましょう。
ここでは、その具体的な方法を「2ステップ」で解説します。
- ペルソナに合わせた記事構成をつくる
- ペルソナに向けて記事を書く
STEP1 – ペルソナに合わせた記事構成をつくる
- どんな疑問を
- どの順番で解決していけばいいか
- 読者がスムーズに理解できるか
- 次に浮かんでくる疑問はなにか
設定したペルソナの悩みを解決できるよう、記事全体の流れを考えます。
具体例
ペルソナ → 初めての子育てに奮闘中の30歳ママ、0才児のお世話に不安を感じている
上記の場合、読者が知りたいことはどんなことか、考えてみましょう。
- 日々の世話で具体的に困ること
- 子育てがラクになるコツ
- リアルな体験と安心できる情報
- メンタルがやられそうになったときの対策
上記の内容に沿って、記事構成を考えてみます。
- 導入:初めての育児はわからないことだらけ。でも大丈夫!
- 1:0歳児ママが特に悩みやすいことトップ3
- 2:新生児育児をラクにするコツ・アイデア
- 3:育児ストレスをためないために大切なこと
- まとめ:がんばりすぎず、自分も大切にしながら育児を楽しもう
重要なポイント
ペルソナの不安や悩みを最初に受け止めてから、具体的な解決策を提案する、という流れです。
読者の不安や悩みに寄り添うことで
- これはまさにわたしのこと!
- これを読まないと損をする!
と思ってもらえるようになります。
STEP2 – ペルソナに向けて記事を書く
構成が決まったら、本文を書いていきます。
- ペルソナが好む言葉を意識する
- ペルソナの悩みに共感しながら
- 具体的な解決策を提案する
構成とペルソナが決まっているので、迷わずに執筆できるはず。
ペルソナに語りかけるようなイメージで書いていきましょう。
具体例
「料理が苦手でも大丈夫ですよ。これから紹介するポイントを意識すれば、初心者でもおいしくつくれます!」
記事を読んでもらうには、読者に寄り添うことが大切です。
読者に寄り添うことで、悩みと解決策が明確化され、読者と Google 両方に求められる記事が書けます。
それでもブログのペルソナ設定に悩んだら


- ペルソナ設定の重要性も
- メリットもやり方もわかった
それでもいざ挑戦してみると「よくわからない…」と手が止まってしまうこともあるはず。



そんな人に朗報です。
じつは、ビジネスレベルの “詳細な” ペルソナ設定は、ブログに必要ありません。
実際にわたしも細かいペルソナ設定にチャレンジしたことがありましたが、うまくいきませんでした。
細かい設定を加えるほど、“実在しない誰か” になっていくんですよね。
ブログを運営するうえで、ペルソナ設定は必須ですが、“都合のいいだけのペルソナ” は不要です。
ポイント
- なんか違う気がする…
- 本当にこれでいいの?
こんなふうに悩んだら、ちょっと立ち止まってみてください。
大切なのは “ペルソナを設定すること” ではなく、“あの人に届ける” 気持ちです。
次の章では、実際にうまくいったペルソナ設定の事例を紹介します。
「どうしてもペルソナがうまく決められない」と悩んだら、参考にしてみてください。
成功するブログペルソナの事例【3選】


ここからは、成果につながったペルソナ設定の事例を、3つほど紹介します。
- 過去の自分
- 身近な “あの人”
- SNSやコメント欄、知恵袋
上記で紹介した「4ステップ」でつまづいた人も、これならすぐに実践できるはずです。
事例1 – 過去の自分
- かつて初心者だった自分が
- どんなことに悩み、困っていたか
- その悩みを解決する内容の記事を書く
上記の通りです。
過去の自分に向けて書くので、悩まずにスラスラと記事が書けそうですよね。
実際にわたしも、これまでに立ち上げたブログのペルソナを「過去の自分」に設定しています。
具体例
- ペルソナ → 19歳で上京し、ひとり暮らしを始める自分
- 悩み → どんな家具が必要か、あると便利なものは?
- 記事 → 初めてのひとり暮らしでそろえたい家具まとめ
事例2 – 身近な “あの人”
- 家族
- 親しい友だち
- 職場の後輩
上記のように、すぐに顔が思い浮かぶ人を設定するのがおすすめです。



親しい人がペルソナなら、その人がどんなことに悩んでいるか想像しやすいですよね。
どんなトーンで、専門用語を避けるべきかどうかもわかるので、伝えたい内容がスムーズに書けるはずです。
具体例
- ペルソナ → 20歳になる大学生の妹、就活生
- 悩み → あがり性で面接に失敗しないか不安
- 記事 → あがり症でも内定をもらう面接のコツ
事例3 – SNSやコメント欄、知恵袋
- Yahoo!知恵袋
- SNSのコメント欄
- ブログのコメント欄
上記のような場所には、“たったひとりの誰か” が “リアルな悩み”を書き込んでいます。
そこからニーズとペルソナを拾い上げ、記事に活かすことができますね。
具体例
- プラットフォーム → YouTube(飼っている猫の動画)
- コメント → 猫砂はなにを使っていますか?
- ペルソナ → 保護猫を2匹飼っている、30代の夫婦
- 悩み → 猫砂が固まりにくい、値上がりが痛い
- 記事 → 多頭飼いに朗報!超 固まるコスパ良しな猫砂3選
ブログのペルソナに関するよくある質問(FAQ)


最後に、ペルソナ設定に関してブログ初心者がよく抱く疑問を、解決していきましょう。
Q.ペルソナは複数設定してもいい?
A.「1記事につき1ペルソナ」が基本です。
「たったひとりにこの記事を届ける」という意識を持つことで、内容がブレず、読者の心を動かす記事が書けます。
ただし「ブログ全体で、記事ごとに違うペルソナを設定するのは OK 」です。
当ブログの場合
たとえば、このブログには
- 推し活が好きな女性に向けた記事
- 副業を始めようとしている人に向けた記事
が混在しており、それぞれに違ったペルソナを設定しています。
大切なのは、“記事単体で” 届ける人を明確にすることです。
Q.ペルソナは途中で変えてもいい?
A.もちろん、OK です。必要に応じて見直しましょう。
ブログを続けていると、読者層や発信したい内容が変わることもあります。
伝えたいことが変われば、そのテーマが刺さる対象も変わるので、状況に応じて変えていくのが正解です。
最初に決めたペルソナにこだわりすぎず、
- 読者の反応を参考にする
- アクセス解析のデータを分析する
上記のような方法を活用し、アップデートしていきましょう。
まとめ:ペルソナ設定で “読者のための” ブログをつくる


今回はブログ運営に欠かせない「ペルソナ設定」について解説してきました。
- ペルソナ設定 → 読者に寄り添った記事を書くため
- 読者に寄り添った記事 → Google が求めている記事
- 手順に沿えば、初心者でもかんたんに設定可能
- 悩んだら「過去の自分」や「知っている人」を設定
ペルソナを意識して記事を書くことで、読者との信頼関係がぐっと深まります。
ブログへのアクセスや収益にもつながりやすくなるので、ペルソナを設定しない理由がないですよね。
「誰に届けたいか」を明確にしながら、成功するブログをつくっていきましょう。
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