- ブログのカテゴリーって、どう決めればいいんだろう…
- なんとなく決めたけど、これで合ってるのかな?
こんなモヤモヤを感じていませんか?
わたしも過去に失敗しましたが、感覚のままテキトーにカテゴリーを決めてしまう人は多いです。
しかし、ブログのカテゴリーは、ブログの “情報の棚” とも言える、とても重要な役割を持っています。
“情報の棚” がきちんと整頓されていないと、
- どこにどんな情報があるのか迷子になる
- このブログはなんのブログなのか、判断できない
- よくわからないから見るのをやめよう
というように、読者にも検索エンジンにも “嫌われるブログ” になってしまいます…
「そんなの、絶対にイヤだ」と思った人は、この記事でカテゴリーの決め方について確認しましょう。
ブログ内のカテゴリーを適切に設置できると、次のような “いいこと” が起こります。
- 読者が記事を見つけやすくなる
- 検索エンジンから「このサイトはこのテーマに詳しい」と評価される
その結果、アクセスが増えたり収益が上がったりするなど、自分が叶えたい目標にどんどん近づきます。
「ブログで成果を上げたい」と思っている人こそ、カテゴリー設定をしっかりすることが大切です。
この記事の信頼性
わたしはブログ副業歴6年、ブログ収益でチケット代を9枚以上回収し、推し活を楽しんでいます。
これまでのブログ経験を交えつつ、初心者でも迷わずできるブログカテゴリーの決め方を、実例や注意すべきポイントといっしょに詳しく説明します。
この記事を読めば「なにを基準に、どう決められばいいか」がクリアになるので、記事を書くことだけに集中できるようになりますよ。
“読まれるブログ” をつくるために、一歩ずつ進んでいきましょう。
ブログにカテゴリーを設定する3つのメリット

まずはじめに、ブログカテゴリーをきちんと設定することで得られるメリットについて、確認しましょう。
初心者でもイメージしやすいよう、3つの観点からわかりやすく解説していきますね。
- 読者体験の向上
- 検索エンジンからの評価アップ
- ブログ運営がラクになる
① 読者体験の向上
1 – 1. 関連記事がまとまって表示される
カテゴリーで記事を整理すると、同じテーマの記事が一覧で表示されます。
たとえば「TOEIC 対策」というカテゴリー内に、
- おすすめ教材
- 勉強時間をつくるコツ
- リスニング点数アップのコツ
のような記事が並んでいれば、読者は「これも気になる!」と他の記事をクリックしたくなりますよね。
- 読者が1記事だけで離脱しにくくなる
- サイト内の回遊率・滞在時間が伸びる
- 読者の満足度が上がり、リピートにつながる
“ついでに読まれる記事” を生み出せるのは、カテゴリー整理の大きなメリットです。
② 検索エンジンからの評価アップ
2 – 1. クローラーが効率よく巡回できる
「クローラー」とは、ネット上のサイトを巡回して情報を集め、内容を分析しているロボットのこと。
「お掃除ロボット」をイメージすると、わかりやすいと思います。
家の中が片付いていれば、お掃除ロボットは部屋のすみずみまでキレイに掃除してくれますが、散らかっているとあちこちにぶつかって、前に進むことすらできません。
クローラーも同じです。
サイト内がぐちゃぐちゃだと、クローラーは迷子になり、記事やサイトの構造を正しく理解できません。
でも、カテゴリーがきちんと整理されていれば、クローラーはサイト内をスムーズにまわり、記事の内容や関連性をしっかり理解します。
その結果、ブログが検索エンジンに正しく評価され、SEO上のプラス要素になる、というわけです。
2 – 2. テーマの専門性が伝わる
カテゴリーをきちんと整理すると、ブログの専門性が検索エンジンに正しく伝わります。
たとえば、次のような構造です。
- 親カテゴリー:「英語学習」
- → 子カテゴリー:「英文法」
- → 子カテゴリー:「英単語」
- → 子カテゴリー:「TOEIC」
- → 子カテゴリー:「スピーキング」
上記のようにカテゴリーを整理することで、Google は「このサイトは英語学習に関して多角的に情報を提供している → 専門性が高いサイトだ」と認識しやすくなります。
検索エンジンにブログのテーマが理解されると、そのキーワードで上位表示される可能性が高くなります。
- アクセス数や収益を上げたい
- → 検索で上位をとる必要がある
- → カテゴリー整理で検索エンジンに専門性を訴える
上記の通りです。
カテゴリーは読者のためにもなる
カテゴリーが整理されいてないブログより、きちんと整理されているブログのほうが “読者にやさしい” です。
ほしい情報にたどり着けるのはもちろん、見た目にも「信頼できる」「専門性が高い」という印象を与えられます。
カテゴリーの設定は、単なる記事の整理ではありません。
検索エンジンと読者の両方に、ブログの強みをアピールできる「構造的な武器」なんです。
③ ブログ運営がラクになる
3 – 1. 記事数が増えても管理しやすい
カテゴリーを決めておかないと、次のようなことが起こります。
- 中身がごちゃごちゃ
- カテゴリーが無数にある
- どこになんの記事があるかわからない
- → 専門性のない “読まれないブログ” が爆誕
過去のわたしがやらかしました…
記事が増えてから整理しようにも、作業数が膨大で、どうにもならなくなって心が折れました。
この経験から「カテゴリー整理はブログを始める前にやるべき作業」と考えるようになったんです。
最初からカテゴリーを決めておけば、記事を書いて公開するだけなので、かなりラクだし、時短にもなります。
記事が増えても「どこに属するか」がはっきりしているので、見直しやリライトのときも迷いませんしね。
初めにカテゴリー整理をやっておくと、ブログ運営が続けやすくなります。
3 – 2. ナビゲーション設計がラクになる
ナビゲーションとは、ブログ内で読者が迷わず目的の記事にたどり着くための “導線づくり” のこと。
- サイドバー
- メニュー
- 関連記事リンク
などを設置するとき、カテゴリーが整っていると設計がかんたんにできます。
これは中級者向けの話なので「…? よくわからない」と思ったら、スルーしても大丈夫です。
初心者は「読者がストレスなくブログ内を見て回れるように、カテゴリー設定が必須」とだけ覚えておきましょう。
3 – 3. 後からの変更リスクを回避できる
パーマリンクに「カテゴリー名」を含める場合、後からカテゴリーを変えると、記事の URL も変わります。
記事の URL が変わると
- SEO 評価のリセット
- 検索順位の低下
- 記事のリンク切れ
などが起こり、ブログの運営に悪影響が出ることも。
結果的に、アクセス数や収益アップなどの成果が上がりにくくなります。
当ブログでは「パーマリンクにカテゴリー名を含めないやり方」を紹介していますが、上記のようなリスクがあると知っておくことは、とても重要です。
ブログを順調に成長させるには、最初の段階でカテゴリーをしっかり設計しておく必要があります。
ブログカテゴリーの決め方丨4ステップで解説

「カテゴリーが大事なのはわかったけど、実際どうやって決めればいいの?」という疑問に答えていきます。
ここでは、初心者でも実践できるカテゴリーの決め方を、次の4ステップで解説します。
- サイト設計をする
- カテゴリーを3~4つにしぼる
- カテゴリー名を決める
- 階層を「親」と「子」に分ける
順番に見ていきましょう。
STEP1:サイト設計をする
ブログのカテゴリー設定は「サイト設計」の一部です。
- ブログの目的
- テーマ(ジャンル)
- コンセプト
- 独自の切り口
- ペルソナ
- 届けたい価値・未来
- 売るもの
- キーワード選定
- トピッククラスター設計
- カテゴリー整理(← この記事)
テーマやコンセプトを決めることで、だいたいの発信内容をしぼり込みます。
その方針に沿って「どんなキーワードで記事を書くか」を決めるのが “キーワード選定” です。
キーワード選定で洗い出した「書くべきキーワード」をもとに、カテゴリーを整理していきます。
サイト設計の詳しいやり方を初心者向けに解説した記事を更新予定なので、今しばらくお待ちください。
STEP2:カテゴリーを3~4つにしぼる
ひとつのブログを「ただの本屋」ではなく「〇〇専門の本屋」と考えてみてください。
- 子育て特化のブログA
- カテゴリー1:妊娠と出産
- カテゴリー2:0才児の子育て
- カテゴリー3:1才児の子育て
- ハイブリッド型のブログB
- ミドル世代のキャリア再設計ブログ
- カテゴリー1:転職
- カテゴリー2:副業
- カテゴリー3:リスキリング
- カテゴリー4:マネープラン
※ 「ハイブリッド型」とは、ブログ全体に “一貫したコンセプト” を持ちながら、複数テーマで発信する方法のこと。当ブログもハイブリッド型を採用しています。
ブログA は「子育て」、ブログB は「ミドル世代のキャリア再設計」というテーマが、それぞれあります。
各テーマに沿った “カテゴリー(本棚)” があり、その中に “記事(本)” が収められている、というイメージです。
カテゴリーをしぼる基準
- 発信テーマの大枠(ジャンルベース)
- 読者の悩みや目的ベース(読者視点)
- 時系列・フェーズ別(行動ステージ)
以下で詳しく説明します。
2 – 1. 発信テーマの大枠(ジャンルベース)
ブログ全体の「柱」となるテーマをもとに、親カテゴリーを設計します。
「家庭菜園ブログ」の例
- カテゴリー1:春野菜
- カテゴリー2:夏野菜
- カテゴリー3:秋野菜
- カテゴリー4:冬野菜
ブログのコンセプトにもとづき、「どんな切り口で情報を発信しているか」を軸にカテゴリーを分ける方法です。
コンセプトが変われば、カテゴリーの分け方も変わってきます。
ここでも「サイト設計」が重要になってくるので、「まだやってないよ」という場合は「初心者向けのブログサイト設計のやり方」という記事を読んでみてくださいね。
2 – 2. 読者の悩みや目的ベース(読者視点)
読者が「どんな目的でブログを読むか」にもとづいて、親カテゴリーを設計します。
「キャリアブログ」の例
- カテゴリー1:転職
- カテゴリー2:副業
- カテゴリー3:リスキリング
- カテゴリー4:家計・資産運用
読者が「どんな悩みを持っているか」「どんな未来を目指しているか」を想定し、それぞれの目的別に設計します。
「そんなのわからん」という場合は、「【初心者も失敗しない】ブログコンセプトの決め方|6ステップで徹底解説」という記事を参考に、読者への理解を深めてみましょう。
2 – 3. 時系列・フェーズ別(行動ステージ)
読者の状況や行動ステージに応じて、段階的にカテゴリーを分ける方法です。
「ダイエットブログ」の例
- カテゴリー1:これから始める人向け
- カテゴリー2:実践中の人向け
- カテゴリー3:リバウンド防止
- カテゴリー4:さらなる高みを目指す
フェーズごとに分けると、読者にとって「今の自分に必要な情報」がわかりやすくなります。
その結果、ほかの記事も読み進めてもらいやすくなり、ブログの回遊率がアップし、ブログ評価も高まります。
STEP3:カテゴリー名をつける
「読者がひと目でなんの情報か、わかるようなカテゴリー名」をつけましょう。
よい例
- 2〜5文字程度の日本語
- 誰が見ても理解できる単語
- 検索されやすいキーワード
NG 例
- 長すぎる名前
- 難しい専門用語
- 抽象的すぎる言葉
- かっこいいだけの英語
たとえば「Listening Skill Training」ではなく「リスニング」のように日本語で、シンプルに。
「英語で英語を学ぶの会」より、「英語学習」のように短く、一瞬で意味が理解できる名前がベストです。
ステップ4:階層を「親」と「子」に分ける
カテゴリーを細かく分ける場合は「親」と「子」の “2階層” までにしましょう。
理由は、次の通りです。
- 読者が迷わない
- URL構造がシンプルになる
- クローラーがサイト全体を巡回しやすい
深い階層は “情報の迷子” を生みやすいので、見やすさとわかりやすさを重視して名前をつけます。
具体例
- 親カテゴリー:仮想通貨
- 子カテゴリー1:基礎知識
- 子カテゴリー2:投資・運用
- 子カテゴリー3:取引所・ウォレット
- 子カテゴリー4:セキュリティ対策
- 子カテゴリー5:確定申告
以上が、ブログカテゴリーの分け方の説明です。
ブログのカテゴリーを設定するときの注意点

ブログカテゴリーの決め方がわかったところで、設定時にやりがちな失敗についても紹介します。
あらかじめ知っておくことで、失敗を防ぎ、読者にも検索エンジンにもやさしいサイトがつくれますよ。
- 「その他」カテゴリーは不要
- 「1記事1カテゴリー」が基本
- カテゴリーの数は多すぎ NG
- カテゴリーの重複を避ける
- タグとの使い分けを明確にする
上記の順に見ていきましょう。
①「その他」カテゴリーは不要
- 記事の内容があいまいに見える
- どんな情報があるのか読者に伝わらない
- 専門性が伝わりにくく、SEO 評価も分散する
上記のような理由から「その他」というカテゴリーは、ブログには不要です。
「その他」というカテゴリーがあっても、読者は見向きもしないし、SEO 的にもプラスにはなりません。
読者からしたら「なんだよ、“その他” って(怒)」って感じです。
「迷ったら “その他” に入れればいいや」と逃げ道ができるので、運営者にとっては都合がいいですけどね。
だからこそ、記事を書く前にカテゴリー整理をして「どの記事をどのカテゴリーの中に入れる」と決めておくことが、とても重要になってきます。
②「1記事1カテゴリー」が基本
「記事をひとつ書いたら、ひとつのカテゴリーに属させる」のが基本です。
おもな理由は、次の通りです。
- 読者が記事の位置づけを理解しやすい
- どのカテゴリーに属する記事か、検索エンジンに伝わりやすい
- 同じ記事が複数カテゴリーに属すると、“重複コンテンツ” 扱いされるリスクがある
どうしても迷う場合は「どのテーマで検索されたいか」を基準に、ひとつのカテゴリーを選びましょう。
カテゴリーをひとつにしぼることで、ブログ全体の情報がきちんと整理されます。
③ カテゴリーの数は多すぎ NG
カテゴリーの数は、多ければいいというわけではありません。
多すぎると、テーマに一貫性がなくなりますし、管理する自分も大変です。
かといって、少なすぎても、読者からも検索エンジンからも “魅力的でないブログ” と判断されます。
ブログの価値を高めるためにも、
- カテゴリーはひとつのブログに3~4つ
- 1カテゴリーにつき20~30記事は書ける
上記を目安にカテゴリーを整理しましょう。
④ カテゴリーの重複を避ける
似たようなカテゴリー名を複数つくってしまうのも、よくある失敗です。
- TOEIC 対策
- TOEIC 勉強法
- TOEIC 学習法
キーワードこそ違いますが、中身はほとんどいっしょですよね。
書いた記事をどこに分類させるか、書いた本人も迷うはず。
こういう場合は、ひとつにまとめるか、カテゴリーの分け方を見直すかを検討しましょう。
カテゴリーが重複するデメリット
- 読者がどのカテゴリーを見ればいいか迷う
- SEO的にも評価が分散されやすい
- 記事の更新や管理がめんどうになる
理想は、キーワード選定後にカテゴリーの整理まで済ませて、迷いをなくすこと。
それが難しければ、記事が増える前にカテゴリー名の意味や範囲を明確にしておくことが重要です。
⑤ タグとの使い分けを明確にする
「カテゴリーとタグって、どう使い分ければいい?」と悩む人も少なくありません。
- カテゴリー → 情報の大きな分類 → 1記事につき1カテゴリー
- タグ → 記事内の細かいキーワード → 1記事につき複数タグ
カテゴリーは「テーマのまとまり」、タグは「記事の属性づけ」と考えるとわかりやすいです。
「レシピ」の例
- カテゴリー:料理のジャンル(例:和食、中華、スイーツ)
- タグ:材料や調理方法(例:鶏肉、電子レンジ、5分でできる)
カテゴリーとタグが使い分けられてることで「今日は中華が食べたい」という探し方もできるし、「鶏肉を使ったレシピが知りたい」という探し方もできて、便利ですよね。
ただし、タグを乱用すると SEO 的には逆効果になるため、タグも必要最低限にとどめましょう。
まとめ:読者と検索エンジンにやさしいカテゴリー設計をしよう

ブログカテゴリーは、ただの「記事の置き場」ではありません。
読者が情報を見つけやすく、検索エンジンにも「このブログはこのテーマに詳しい」と伝える、大切な土台です。
この記事で説明したカテゴリーの決め方と注意点を意識することで、読者にも検索エンジンにもやさしい、成果につながるブログがつくれます。
正しいカテゴリー設計が “読まれるブログ” への一歩!
アクセスアップや収益化への重要なステップのひとつなので、ぜひ自身のブログに反映させてくださいね。
コメント